8月31日(木)バレエのための解剖学講座「健やかに踊り続けるために タンジュ」を開催しました
昨年夏にもKiyomiトレーナー主催で開催したバレエのための解剖学講座。好評の昨年に続き今年も開催されました。
【バレエのための解剖学講座】
参加されたのは半数以上がバレエ指導をされている方とバレエを習われている方。
自己紹介ではバレエへとの関わりをお話しいただき、「バレエが大好き」という気持ちを共有したみなさんで、和やかに始まりました。
バレエでもやっぱり大切な呼吸
固めがちな背中や腰周り首周りを呼吸と一緒にほどいていきました。手足の動きは豊かな呼吸からはじまります。
呼吸が楽になって、緊張気味だったみなさんと私のお顔もほころびます。
骨からみる 肝心かなめ股関節
指標となるところを触ったりシールをはったり、場所や動きを観察しました。
関節ってどう動く?しばし身体で感じ取る作業、すると足が軽くなってよろける人も。
骨からみる つま先の美しさと、バランスをつかさどる足の骨
普段はシューズの中にある足を隅々まで意識するって難しい。
どこで立つ?プリエでもアテールでも?ルルベでは?
足の形は人それぞれ、私の足ではどうなるの?
骨を居心地よく導く筋肉たち
軽やかに踊る引き上げや軸の力、背骨につながる足の動かし方、しなやかで強い動きになる関節曲げ伸ばしワークなど、ピラティスの動きでタンジュに必要な筋肉たちにフォーカスをあてました。パラレルの動きでのつながりを見失わないまま、股関節からターンアウトへ。
筋膜を意識してみよう
身体にある張力のつながりをイメージして、ゴムのバンドを引っ張ったり、足から身体にくるくる巻いて動いてみました。
さて、タンジュは変化したでしょうか?
健やかに踊り続けるために
日常よりも大きな可動域を求められるバレエは、ほんのわずかな使い方の違いで痛みにつながる反面、身体の仕組みにそって行うことは、全身の細胞に循環を促し、健やかな身体へと導くメソッドでもあると考えます。
理想的な動きを追求するために大切な身体感覚は、様々要因によりズレが生じやすい一方で、年齢を重ねてもなお磨き続けることができるところです。
いい動きがわからなくなったときには、低負荷、小さな動き〜バットマンタンジュ〜を見直してみてくださいね。
【バレエのための解剖学講座を終えて】
「バレエ歴や年齢にかかわらず、それぞれの人が持っている身体の素晴らしい力を知ってもらいたい」とはじめたこの講座。
伝えたいという熱い気持ちはあるものの、ピラティストレーナーという立場でどのようにお伝えすればよいのだろうと準備をすすめてまいりましたが、講座中体感に集中される姿、「おっ」とひらめくような姿、みなさんの笑顔に少し肩の荷が下りたような気持ちです。
至らないところが多々あったにもかかわらず、終始温かな雰囲気をつくってくださったご参加のみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまのバレエライフがますます輝いていかれますよう、心から願っております。
Kiyomi
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