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夏が来ると毎年ピラティスを教えるきっかけになった指導者養成コースについて思い出します。

10年前の2006年の夏、クラシカルピラティスの試験を受けたのは天神祭りの日の夏。
ピラティスを初めて数ヶ月でヘルニアの症状が改善し、手術も受けずに済み、その素晴らしさに感動して、どういう理論でできているのか詳しく知りたくなって受講したピラティス養成コース。当時は会社勤めをしながら、毎週末大阪に通って朝から晩まで指導や実技の練習に明け暮れた夏。
以前の私はパソコンのインストラクターや、会社のシステム部門に在籍してパソコンの指導をする職。とはいえパソコンの小さい画面の中のことは説明できても、絶え間なく動いている生身の身体を言葉で指導するということがとても難しく、ろれつがまわらずいつも声が通らず自信もなく、それでもなんとか試験を受けることに。
身体も連日の練習と毎週の移動で疲労が溜まりきって、そんな練習の最中にぎっくり腰に。。試験前日にテーピングでなんとか動けるようにして、とりあえず終わった試験。筆記も微妙で、再試験をまた受けなおすつもりでいたら、お盆明けに届いた合格通知。

合格はできたけど、全然理解も深くない、身体もついてきてない。こんな状態で人にまだきちんと伝えることができてない。そこから本当の勉強の始まりでした。
PeakPilates(ピークピラティス)から次の夏には解剖学がより学べるSTOTT PILATES(ストットピラティス)を受講することを決めていました。そして1年半の時間をかけて、STOTT PILATESのフル認定を取得。ここまでやり遂げてピラティスがどんなものか、解剖学と動きの意味を理解でききちんと説明できるように。

夏 空 summer sky 写真 photo

そしてSTOTT PILATESを勉強している頃から、時々東京でレッスンを受けていたスタジオ、いつもお世話になっているStudio Natural Flowさん。時々ホームページを見てるといつ見てもキャンセル待ちの養成コースが。何度か申し込みもできないまま諦めめていた後、ある年の夏のコースの申し込みをすることができました。レッスンを受けていても、どんなコースかもまったく分からないまま直感で申し込みを、それが今お伝えしているPLCメソッドの創立者Marie-Jose(マリジョゼ)との出会いでした。

4年前の夏、お盆休みを使った5日間のコアインテリジェンスのコース。初めて会ったMarie-Joséは、今まで知っているピラティスの先生方とは違い、ゆったり落ち着いて話をして、マリア様?と思うような温かく包み込む優しい印象でした。
コアインテリジェンスはPLCマットコースの前に受けるプレコースという設定ですが、解剖学はSTOTT PILATESとは全く違い、筋膜の説明からコアと内臓の関わりなど、ピラティスのエクササイズというよりもさらに広い視点で骨や筋肉へのアプローチをするもの。フランクリンメソド・ジャイロトニック・フェルデンクライスメソッド、クンダリーニヨガなどの要素も取り入れ、今までの解剖学を超える膨大な量の情報と、繊細な動きとハンズオン。微妙な手のタッチで身体の表面から内側に刺激を与え、何かが身体の中で変化するという初めて感覚、身体はそれほど動いていないのに明らかに違う反応を感じて衝撃を受けた夏の日。

4年前にはMarie-Joséのワークを伝えていくことになると考えてもなかったけど今はスタジオでこの貴重なワークを伝えることができて本当に嬉しく出会いに感謝の気持ちがいっぱい。まだまだ関西・大阪では知られていないMarie-JoséのピラティスとSmartSpine(スマートスパイン)。少しずつでもこのワークを必要な方に伝えていきたい。もっとこのワークで身体が改善される方が増えると信じてます。もっと多くの方にMarie-JoséのピラティスとSmartSpineの事を伝えたいとさらに決意を新たにした2016年、11年目の夏でした。

Marie-José Blom  Pilates Leadership Concept Founder
Marie-José Blom マリジョゼブロム先生写真

Marie-Jose Blom先生のサイト Pilates Inspiration (English)
スマートスパインのサイト SmartSpine (English)
PLC Pilates Leadership Concept Facebookページ

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