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8月25日(土)第3回 特別レッスン「筋膜から身体を変える足関節のワーク」を開催しました

大阪北浜スタジオインナーワークスでは、2017年4月から、ピラティス・ヨガなどのトレーナー向けの勉強会を開催しています。
今年度からは特別レッスンとトレーナー向け勉強会の二本立てとなっています。3回目は足関節がテーマです。

特別レッスン・勉強会開催の目的

トレーナー・インストラクターとして仕事をしているが、動く以前に身体がどういう状態にあるべきか、身体の根本の動きとはどういうものか、などを筋肉だけではなく筋膜中心の視点でお伝えしていくものです。
ピラティス・ヨガ・ジャイロトニックなどの通常の養成コースでは、呼吸や動き、骨格筋についての解剖学は学びますが、筋膜に特化した特別なワークショップを除いては、神経・筋膜系のシステムの詳細な話はそれほどされていないのが現状です。
ピラティスの資格を取得した後、筋膜と動きにについてさらに学んでいった中PLC(Pilates Leadership Concept)のコースで恩師Marie-Joseから受けた新たな動きや感覚は、エクササイズをする前の動ける身体に変えるという意味でとても斬新なアプローチでした。
またそのアプローチをすることで、からだはより健やかに動きやすい状態に変えてくれ、無理やり筋肉を使った動きをすることなく、筋膜を整えることによって何歳になっても楽に動ける身体を作るということができます。
それまで日々目の前のクライアントさんに対しセッションをしていたものの、時折訪れる「これってどうしたらいい?」という出来事にはっきりとした答えは出せずにいましたが、PLCのメソッドにめぐりあい、その解決の糸口が見えてきました。私がこれまで12年間ピラティスに携り、恩師Mari-Joseから6年間学んできた最新の知識や動向、また新たに身体に落とし込んだ感覚をトレーナー仲間にシェアしたいという想いで、同じ志のスタッフと共に開催しています。
ここで学んだ知識・経験をもとにレッスンやセッションを提供する際に、よりお客様の身体を変えていくお手伝いができればと思っています。

筋膜から身体を変える足関節のワーク:Tomoko

足のワークは、まずは定番のテニスボールを使って。
trainer studymeeting pilates yoga instructor Fascia breath hip joint foot knee shoulder movement トレーナー 勉強会 ピラティス ヨガ インストラクター 筋膜 呼吸 脊柱 背骨 股関節 足関節 膝関節 肩関節 解剖 ムーブメント
足関節と距骨の正しい位置を確認して、テニスボールに足裏のいろいろな場所をあてます。
場所によっては痛い場所があり、叫び声があがりました。

椅子に座って行うワーク

ほとんど動いていないようだけど、足裏のアーチが広がっていきます。小さな動きなので集中力とイメージが重要。
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フォームローラーを使って足底筋膜の強化。かなりつりそうな人続出でした。
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今度は足裏だけでなく、脛やふくらはぎも使って足関節をいろいろな方向に動かします。
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こちらは足関節を動かして文字をかきます。思うよりも動きにくい。
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立位のワーク

前回の股関節のボーンリズムと足関節のボーンリズムを同時に意識して動きます。
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歩行のワーク

レッスンの最後は立位で歩行を行います。足のボーンリズムを感じながら踵からの接地と、股関節からの足先までの動きをつなげます。
股関節と同時に正しい位置で行うのが重要です。
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終わりに

今年度から、勉強会で行うテーマに合わせてレッスンの時間を追加しました。
特別レッスンでは自分の身体の感覚を得る機会として「足関節のワーク」に特化して行いました。

一般的にピラティスではあまり足にフォーカスすることはありませんが、PLCメソッドでは足元の土台を整えてからさらに膝・股関節・骨盤・脊柱というようにして足の位置を大事にしています。レッスンの時間だけで足関節を正しく整えると、股関節の動きもしやすくなります。
日常重力の中で立ったり歩くためには、床と接している部分の足が土台となるため、ここから全身を整えるというのがPLCメソッドの考え方です。
足関節の位置は体重がかかってくると土踏まずが落ちてしまい上手く動かすことは難しいですが、一度正しい位置を身体に記憶させると少しずつ骨の正しい位置を覚え、足裏から内腿、骨盤底筋との繋がりも出て楽に立ち、歩けるようになります。そして骨盤の安定や呼吸のクオリティも上がってきます。
始めは違和感のあるこの感覚も、毎日続けていく事で徐々に身体になじみ記憶され、筋膜とのつながりが感じられるようになります。
またこの動きを勉強会で解説することで、頭と身体の両方に落としていただくことができます。身体の不思議を理解できると、わずかな力で最大の動きを引き出すことができます。
難しい動きと感じられた方もいらっしゃいましたが、続けて行うことで自然と身体に見に付いてきます。またご自身でも試していただけると感覚が変わっていきますよ。

また今後もレッスンと勉強会の形式でお伝えしてきます。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

トレーナー向け勉強会は今年度から特別レッスン・勉強会の二部構成となっています。
次回のトレーナー勉強会は、2018年10月13日(土) に筋膜と解剖「膝関節のムーブメント」を行います。
詳細が決まり次第、ブログやFacebookでお知らせします。今回都合が合わなかった方も、次回のアナウンスまで少しお待ちくださいね。

第3回 トレーナー向け勉強会 「足関節のムーブメント」 開催レポート はこちらをご覧ください
第3回 特別レッスン・トレーナー向け勉強会 参加者の声 はこちらをご覧ください

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